御神木・御神水

たかお神社 御神水 『おかみの水』

日光市大室の名所、水車小屋のあるのどかな田園風景の中、大山の麓に一の鳥居がある。四十段余りの石段を登り約百m程進むと、社務所・手水舎があります。神域大山の中腹より湧き出る当社の御神水は大山祗命の御神徳により地中深くに蓄えられ、御神気のこもった水として境内に湧き出で、厄災を祓い清めてくれる水として伝えられています。(年間を通し約十四度のこの湧水は飲料用としても多くの参拝者に好まれています。)

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(おかみ)とは、山の頂に鎮まり、雨を降らせ、水を司る龍神です。

大室たかお神社が鎮座する大山より湧き出るこの水は、おかみ神の御神気のこもる無病息災の霊水として信仰されています。

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おかみの水は自由にお汲み頂けます

容器をお持ちでない方や、ご近所や知人等にお分けしたいという方のために当神社オリジナルのペットボトル(2リットル)をご用意いたしました。容器代として300円でお分けしていますので、是非ご利用下さい。(ラベルだけでも可能です)もちろん水はご自由にお汲みいただけます。

おかみの水成分表
硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素 2.8mg/R/塩化物イオン 2.3mg/R/有機物(全有機炭素TOCの量)0.2mg/R未満/pH値 6.8 ◎飲料用水質基準に適合◎
検査年月日:平成29年12月20日
検査方法:水質基準に関する省令(H15.5.30)厚生労働省令第101号等による
検査責任者:一般社団法人 栃木県薬剤師会検査センター

たかお神社 御神木

石段をのぼり進むと社殿がある。(現在の本殿は安永六年建立)周囲に樹齢百五十年を越す杉桧、今市市天然記念物の広葉杉(こうようざん)が二本、鬱蒼たる中に社殿がある。右手には楠木の御神木、更に鳥居をくぐり山頂に向かい約五十mのところには奥之宮がある。

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御神木 楠木

嘉永七年(一八五三年)、大室村定名主・老農関根矢作翁により、非常時や凶荒時の穀物備蓄の為の「郷倉」建設が行われた。その際、穀物の害虫除けとして、郷倉の周囲に楠木を二本、関根家屋敷に二本、たかお神社境内に一本を植栽した。

元々南国の木で、佐賀県と熊本県の木に指定され、かつて北限は茨城県と言われた楠木は、大変貴重な樹木である。平成十一年三月十七日、拝殿屋根改修に伴い、楠木の枝落下等により屋根破損の恐れがある為、枝打ちを実施した。

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御神木 広葉杉

コウヨウザン。中国南部・台湾などの常緑の高木で、江戸時代に日本に渡来する。スギに似ていて葉が広いところから広葉杉(コウヨウザン)の名が付けられたという。

枝葉が龍の尾によく似て(龍尾木ともいわれる、太い幹で天に向かい真直ぐ伸びるこの木は、まさに龍神が天降る御神木である。温暖地域で育つこの樹木が、当地区にてこれだけの巨木になるのは大変珍しいと云われている。